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中高年で非正規社員に 出世と転落はどう関係しているのか

 ワタミ過労自殺訴訟は、ワタミ側が法的責任を認め、亡くなった元社員(08年当時26歳)の両親に1億3400万円を支払うことで和解した。この訴訟が進むにつれ、全国でブラック企業が吊るし上げられたが、そのターゲットは若者から中高年にシフト。下流老人が流行語の今、中高年が追い詰められている。

 近藤和夫さん(55歳=仮名)は、8年前に家電メーカーをリストラされて、派遣社員に転落。年収は700万円から250万円にダウンした。

「すぐ再就職活動をしたのですが、正社員では採用されず、以来、7つの会社を派遣で渡り歩いています。物流センターの倉庫や清掃などで、時給は900円台。そのうえ、交通費は自腹で、倉庫での作業に必要なカッターやテープなども支給されず、『近くのコンビニで買ってこい』。費用負担を要求すると、派遣切りされるので、泣き寝入りするしかないのです。まあ、仕事があるだけマシですよ」

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