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他人事じゃない 非正規社員急増の裏に中高年「介護離職」

「介護離職ゼロ」のお題目は、素晴らしい。しかし、ハコ物づくり一辺倒のトンチンカンな政策で、肝心の介護離職は減るどころか増えそうだ。

 厚労省が先月、発表した「就業形態の多様化に関する総合実態調査」によると、パートや派遣などの非正規社員は4割に達した。その背景にあるのが介護離職なのだ。

「安倍政権発足前の2012年4~6月期と15年同期を比較すると、雇用者数は121万人増えています。しかし、その内訳は、非正規が178万人増で、正社員は56万人減っているのです。5年に1回調査している総務省の『2012年就業構造基本調査』では、働きながら介護している人は240万人で、調査期間の11年10月~12年9月に介護離職した人は約10万人。しかも、介護を理由に『仕事を辞めたい』『転職したい』と答えた人は42万人。この42万人は“介護離職予備軍”で、今後、正社員から非正規への転落を伴いながら、介護離職数が増えるのです」(総務省関係者)

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