低価格で高品質 庶民を救う“ジェネリック家電”は今が買い
ジェネリック家電が話題だ。中小の家電メーカーが手掛ける家電のことで、大手メーカーの製品と変わらぬ性能を持っている。ジェネリック薬品をもじった言葉だ。名付け親で(社)ジェネリック家電推進委員会の近兼拓史代表理事が言う。「安さの理由は、①特許期限が切れているため高額な使用料が不要②超大手メーカーではないのでブランド料がいらない③過剰な機能を付けない④定番部品を用いる、などでコストを抑えているからです。それだけでなく各社独自の技術を駆使して付加価値を付けるなど品質もいい。決して安かろう悪かろうのB級品ではありません。若い人はもちろん、高齢者にも評判です」。社会人の新生活が始まる時期だが、新生活5点セットもジェネリック家電なら5万円ほどで揃う。現在、推進委員会が認定しているジェネリック家電メーカーは二十数社。近兼氏におすすめを聞いた。
■山善・扇風機
第1回ジェネリック家電大賞(2013年)を受賞し、殿堂入りした「扇風機 YLT-AK302」(写真①=実勢価格3500円)。首振りの有無、高さの調整、風量などシンプルながら基本性能が充実。メッシュガードで小さい子供がいても安心。羽径30センチでリビングでも十分に使える。