日本ハム劇的7点差大逆転勝利に新庄監督が自画自賛「二軍監督、コーチも描いていなかったと思う」
「いやー、痺れたね」
日本ハムの新庄監督が興奮した口調で切り出した。そりゃ、そうだ。15日の広島戦、それほど劇的な試合ではあった。
初回に1点を先制された日本ハムは六回に一挙6失点。0-7と一方的な展開に、本拠地・エスコンフィールドでは出口に向かう観客の姿も見受けられた。
「6点取られたときは〝ゴメンナサイ〟ってなったけど」
新庄監督も白旗を掲げかけたが、ここから選手が指揮官もビックリの猛反撃に出る。六回に水谷のソロで1点を返すと、八回に無死満塁からレイエス、野村の連続犠飛と宮崎の適時二塁打で4得点。さらに2点ビハインドで迎えた九回2死二、三塁からレイエスの2点適時打で試合を振り出しに戻したのだ。
そして、7-7の延長十回。先頭の田宮が広島守護神・栗林の5球目、151キロの直球を右中間スタンドに放り込むサヨナラ弾で大逆転勝利の大団円である。
ちなみに、チームの7点差以上の逆転勝ちは2008年4月8日の楽天戦以来、17年ぶり5度目の劇的勝利となった。