若者にはむしろ新鮮 昭和の「オヤジギャグ」に復権の兆し
最終話視聴率は19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)――4~6月期ドラマでダントツの人気だった「99.9―刑事専門弁護士―」(TBS系)は、松本潤演じる主役の弁護士が、毎回オヤジギャグを繰り出すのも話題になっていた。オヤジギャグといえば、「さむ~い」という反応がついてまわるのが通り相場。ところが最近は、「若い連中に意外とウケる」という説もある。
たとえば、25歳の会社員女性のMさんの話。
「50代の上司がよく、『ガビーン』とか『がってん承知の助』とか、昭和のオヤジギャグを飲み会で繰り出すんです。私たちには初耳で、意味が分からないことも多いんですけど、カワイイな~と思って親しみがわくので、若手社員たちからは好かれていますよ」
ギャグは寒いもの、として長年封印するオヤジが多かった反動なのか、逆に今は新鮮で親しみのあるキャラをつくるのに効果ありという気配なのだ。