台風で関空は水没…成田空港が被災すれば損失額は2000億円

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 その被害の大きさは、1999年の台風18号で冠水した山口宇部空港と比較すると歴然だ。滑走路が冠水し、ターミナルビルや電源局舎などへの浸水は最高1・5メートルに達した。関空と同じような状況だったが、その被害額は主要施設で18億円。一地方空港と成田や関空では、被害額のケタが2つも違うが、関空は連絡橋が大ダメージを受けただけに、被害額は成田を上回るかもしれない。

 関空は、電子部品の国際輸送拠点のため、村田製作所は関空分を成田に振り向けている。企業にとって“関空の悪夢”は二度とごめんだろうが、異常気象はもっと激しさを増すという。海洋研究開発機構アプリケーションラボ特任上席研究員の山形俊男氏が言う。

「地球規模での気候システムが深刻な段階に入っていて、異常気象が起きやすいのです。その主因が海面水温の異常。たとえば、熱帯インド洋の東部で海面水温が平年より下がり、西部で高くなる正のインド洋のダイポールモード現象は5、6年に1度くらいの間隔で起きていますが、2006年から3年連続で発生するなどより起こりやすくなっています。それが発生すると、日本は猛暑と豪雨に見舞われやすく、この夏も発生し、台風21号の勢力を強める一因でした。さらに大気中の水蒸気量は増加傾向。一度雨が降ると、豪雨になりやすい。猛暑による豪雨は、さらに危機感を増すとみられます」

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