田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

菅井竜也七段「ワープ角」らプロ将棋で起こった“反則負け”

公開日:

 将棋のプロ棋士は緻密な読みで高度の技を盤上で見せる。しかし、「反則」を犯すという信じられないことがまれにある。

 10月にB級1組順位戦で橋本崇載八段(35)と菅井竜也七段(26)が対局した。ともに1勝4敗で、敗れると降級の危機に陥る深刻な勝負だった。

 菅井は終盤の局面で優勢になった。橋本は残り時間が7分と少なく、「形勢は不利だし、時間もない。ダメだな」と負けを覚悟したという。そうした状況で珍事が起きた。

 第1図は、菅井が7九にいた角を先手4六角と進めたところで、銀取りになっている。

 橋本は「うまく指された」と思った。受け方を2分ほど考えていると、記録係の様子がおかしい。あぜんとした表情をしている。そこで、盤面をよく見て反則にやっと気づいた。

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