ジビエ「猟師から直送」は要注意 消費者団体が“怖さ”解説
ジビエ肉がブームだ。高級店だけでなく、居酒屋やファストフード店でも提供。通販で取り寄せている人もいるだろう。しかし、ジビエ料理を楽しみたいなら、怖さも知っておいたほうがいい。
「認可を受けていないジビエ肉も、世の中に出回っているのです」
こう言うのは、消費者団体「安全で美味しい日本ジビエを食べる会」代表の月岡照善氏だ。
10月に立ち上がったばかりの同会の目的は、消費者にとって知るべきジビエ肉の情報を発信し、安全なジビエ肉の消費を促進すること。前述の「認可を受けていないジビエ肉問題」があるからだ。
「狩猟者が、狩猟した肉を自家消費するのは合法。しかし、小売りやレストランでジビエ肉を商用で提供する時は食品衛生法が関わってきます。食肉処理業や食肉加工業などの認可を受けた施設で適正に処理されたジビエ肉のみが流通可能なのです」(月岡照善氏)