江戸前海苔はなぜ激減したのか 養殖が史上最悪の大凶作に

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 江戸前海苔が消えるのではないか――。そんな心配の声が上がっている。

 千葉県の木更津市や富津市などの東京湾で養殖されている江戸前海苔は「色、味、香り」に優れ、人気が高い。

 ところが、例年にない不漁となっている。昨年11月からの養殖が4月で終了したが、史上最悪の凶作となった。

 千葉県漁業協同組合連合会(千葉漁連)によると、今シーズンの生産量は1億4000万枚で、前シーズンより2000万枚減った。統計が残る1977年以降で、過去最低になった。ピーク時には6億枚だった千葉県産江戸前海苔は、2015年に2億枚を割ってから“右肩下がり”が続く。今やピーク時の4分の1だ。一体、何が原因なのか。千葉漁連の担当者に聞いた。

「今シーズンは冬場の水温が1~2度高かった。高温は海苔の生育に影響します。加えて本来、冬になると暖かい海へ逃泳するクロダイやアイゴなどの魚が海温が暖かいため、東京湾にとどまってしまったのです。エサとなるヒジキやワカメが減っていることもあって、クロダイなどが養殖海苔をエサとして食べたのではないかとみられています。魚からすれば、養殖場はエサが集中して存在する格好の場所でしょうからね」

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