過去には強い因果関係が…寒暖差が地震を引き起こすのか

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 気温と地震の関連について、武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)は言う。

「前日との寒暖差や昼夕の寒暖差が、地震の引き金を引くことはあります。地面は膨張と収縮を繰り返していて、気温の変化はその活動に影響すると考えられるからで、5月のように寒暖差が激しい季節は、すでに地震発生のエネルギーがたまっているエリアで、急激に気温が上昇したり、下降した場合、地震を引き起こすリスクがあります」

 10日には日向灘の地下20キロを震源とするM6・3の地震が発生し、宮崎県を最大震度5弱の揺れが襲った。

 3年前の熊本地震がやはり寒暖差の大きい4月に起きた。日向灘は南海トラフ地震の震源域だけに不気味だが、気温変動が引き金を引かないことを祈りたい。

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