"サンマ絶滅説"を打ち消す養殖技術が進化していた

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 東京海洋大海洋生命科学部非常勤講師の西潟正人氏(魚食文化論)が言う。

「サンマは、養殖が非常に難しい魚ですが、『アクアマリンふくしま』が世界で初めて卵からのふ化に成功。実用化は、まだいくつものハードルをクリアして低価格化を実現しないと難しい状況ですが、今後、いろいろな魚が養殖に置き換わっていくことは間違いありません。多くの魚が、中国や台湾などと争奪戦ですから」

 養殖は、天然ものに比べると、味が悪いといわれた時期もあったが、今は違うという。

「関東でハマチは、ブリの養殖を指し、薬品臭さで嫌われたこともありましたが、今の養殖なら消費者が好む味に仕上がります。たとえば、“ご当地サーモン”は各地にあって、養殖されたサクラマスはその土地土地でブランド化されるほど。サバは、天然ものだとアニサキスがネックですが、養殖ものならアニサキスがほとんどつかず、刺し身で食べられます。養殖魚は、周辺各国との漁獲争奪戦をかわしつつ、食卓の味を守る切り札でしょう」(西潟氏)

 値札にある「養殖」を避けることはないのだ。

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