東京から特急で1時間…日立市を楽しむ“4つ”のキーワード

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 東京から特急ひたちで約1時間半。日立製作所の創業地である日立市は、鉱山の煙突や工場が点在するモノづくりのまち。観光のイメージは薄いが、実は子どもから大人まで楽しめる場所も多い。4つのキーワードで紹介しよう。

  ◇  ◇  ◇

■最高水準の水質を誇る“海”

 海に面した日立市には、茨城県全体の半分近くを占める6つの海水浴場がある。いずれも茨城県の水質調査で最高のAAだ。

「久慈浜海水浴場」では、8月18日まで「アートビーチくじはま」というイベントを開催中。海辺をモチーフにしたワークショップやヨガなどの体験が無料で楽しめる。地元のNPOが「特に子連れのママに楽しんでほしい」と企画。

 注目は人魚の衣装でインスタ写真を撮れる「マーメイドPHOTO」。沖縄なら数千円はかかる。母娘にオススメだ。

 内容や日程は日立市観光物産課(℡0294・22・3111)へ。

「河原子海水浴場」では「ひたちサンドアートフェスティバル2019」が7月14日に開催された。2010年に始まり、今年は巨大サンドアートと模擬店、音楽ライブと花火が競演。イベント自体は終わったが、サンドアート世界チャンピオン保坂俊彦さんらのサンドアートは1カ月ほど展示。250トンの砂から削り上げた巨大彫刻は一見の価値あり。

 日立駅と直結する「シーバーズカフェ」(℡0294・26・0187)は、全体がガラス張りで、海に突き出ているような構造のカフェ。目の前は太平洋。中からも外からも素晴らしい眺めは、インスタ映えすること間違いなしだ。


日本で唯一の“ウミウ”の捕獲場も

 
 日立市北端の「鵜の岬」には、日本で唯一の「ウミウ捕獲場」がある。ウミウは鵜飼いに使われる渡り鳥で、海の上を飛んでいるところをおとりを使っておびき寄せる。捕獲期間は4~6月と10~12月の年2回。それ以外は一般公開されている。

 断崖絶壁にある捕獲場「鳥屋」の入り口には、カギ棒や鵜カゴなどウミウをとるための道具が展示。このカギ棒でワラ小屋の外に止まっているウミウを引っかけて捕まえる。意外と原始的だ。

 現在3人しかいないウミウ捕獲技術習得者の一人、柴田勝典さんは「とれるのはせいぜい1日に1羽。1週間とれないこともある。プレッシャーはあるが、とれた時は本当にうれしい」。

 すぐ近くのスイレン池公園では生きたウミウが見られる。

 公開時間などは日立市観光物産課へ。

富士山のような“大盛り”焼きそば

 日立市には定食や町中華、洋食屋など昼飯スポットが多い。日立駅エリアだけでも80軒以上。そして盛りが大きい店が多いのも特徴だ。

「ひたちランチ&スイーツMAP」を手がける「日立女性フォーラム」代表の佐々木早苗さんは「日立は個人店が多く、店主の人柄もいい。たくさん食べてもらいたいという気持ちが盛りを大きくさせているのかも」。

「珉珉」(℡0294・23・4310)は良い感じにひなびた町中華。人気の「豚肉入りやきそば」は想像以上の盛りで、富士山のようにそそり立つかた焼きそばに、具だくさんのあんが皿からこぼれるほど! これで1人前850円。意外とあっさりした醤油味で、アラフォー記者もおいしく完食!

鉱山全盛期の時代を思わせるレトロな一角が魅力の“夜の街”

 夜の日立もオススメだ。

 日立駅前の平和通りと市民会館通りが交差する一角には、日立鉱山(昭和56年閉山)全盛時代を思わせるレトロな飲み屋街がある。中でも毛色の違う「フジボン」(℡0294・23・0469)は、日立出身のデザイナー藤井浩さんが4年前に開業したエスニック料理店。個性的な内装はインパクト大。特に2階トイレへの階段は店主こだわりの雑貨やアートに埋め尽くされたカオス空間だ。

 映画セットのようなバラック小屋が立ち並ぶ「塙山キャバレー」は常陸多賀駅からタクシーで5分。55年前にラーメン屋台1軒から始まった飲み屋村だ。全盛期は24軒。5年前の火事で一部消失し、現在13軒が明かりをともす。初めてなら長年組合長を務めた沼部京子さんが営む「京子」(℡0294・33・3909)へ。

「今は景気が悪いけど、口コミで全国からお客さんが来てくれる。その人たちのためにも、ぜひ100歳までやりたい」

 日立よいとこ、一度はおいで!

(取材・文=いからしひろき)

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