奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

「なかほら牧場」の牛乳を一度飲んだら他のは飲めなくなる

公開日: 更新日:

 吉川貴盛元農相が鶏卵大手の「アキタフーズ」から500万円を受け取った疑惑で議員を辞職した。現金を渡したのは、「家畜を快適な環境下で飼養すること」(農水省)を意味するアニマルウェルフェア(AW)の普及を阻止するためだという。欧米ではAW食品がブランド化されるほどだが、日本はコストがかかるのを嫌ったようだ。

 では、日本ではどんな飼い方をしているのだろうか。例えば乳牛だ。50年前の乳牛は1頭当たり年間4000リットルほど乳を搾ったが、品種改造を重ねて、今は年間1万リットルが普通だ。1万5000リットルを超える乳牛も珍しくない。自分の体重の20倍もの乳を搾られているのだ。さらに、乳脂肪分が3・5%以下になると、買い取り価格が大幅に下落するので、1頭を2畳ほどのスペースに入れて運動させない。当然、エサは牧草ではなく、米国産の遺伝子組み換え穀物だ。

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