西村大臣ブレブレ…コロナ感染「徹底対策」の空虚な説得力
「引き続き、国民の皆さまのご理解、共感をいただけるよう適切な情報発信をしながら感染対策に全力で取り組みます」
18日の衆院本会議。コロナ担当の西村経済再生相の口から出てきたのは、空虚な言葉のオンパレードだった。「国民の理解・共感」を得るとの決意とは裏腹に、緊急事態宣言を巡る対応ひとつ取っても、西村氏のブレブレ方針は目に余る。
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政府は感染拡大の状況が「ステージ4」(爆発的感染拡大)に近づきつつある地域がある場合、宣言と同じ財政支援などを行う方針を打ち出している。これに基づき、西村氏は先週14日の会見で「広島市を宣言に準じた措置を講じる団体とする方向で検討を進めたい」とブチ上げたのだが、わずか2日後に一転。広島県知事と電話会談した16日、自身のツイッターで〈「準じる措置を取る地域」(ステージⅣに近づきつつある)には該当するとは判断できない〉と、チャブ台をひっくり返した。