ソーバーキュリアスがトレンドに ノンアル・カクテル5品

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「こんな店が欲しかった」という声が

 ノンアルコールカクテルを「モクテル」と呼ぶ。欧米では今「SoberCurious(ソーバーキュリアス=お酒を飲めるけどあえて飲まないという意味の造語)」がトレンド。バーがひしめく米ニューヨークでは、さまざまなモクテルを出す店が増えているという。

 モクテルってどんな味? 訪れたのは、日本初の本格的ロー・ノンアルコールバーとして昨年3月に開店した「Low-Non-Bar」。母体は都内などに6軒のバーを展開する「オーチャードナイト」だ。店長の高橋弘晃さんが言う。

「お酒の味は好きなんですが、弱い。オーナーもお酒が弱く健康のために飲むのをやめていますし、飲めないスタッフもいます。でも、バーが好き。一方で、趣向を凝らしたモクテルを置いている店は少ない。お酒を飲まない人、飲む人両方が楽しめるバーをコンセプトにしています」

 その狙いはずばり当たり、「こんな店が欲しかった」というファンがついている。世界のトレンドに敏感な同業者の客も多いそうだ。

お酒大好きの記者も驚愕!

 今回お願いしたのは、自宅でも再現できるモクテル5品。記者はお酒もバーも大好き。正直、アルコールが入っていないカクテルなんて……と思っていたのだが。あまりのおいしさに驚嘆したのが、ジントニック。横浜のバー「ネマニャ」が販売するノンアルジン「NEMA」と、世界のトップバーで使われている「フィーバーツリー」のトニックウオーターを使っている。

「トニックウオーターは本来『キナ』という植物の樹皮から精製された成分キニーネを含むものを指すのですが、日本で販売されているトニックウオーターの多くはキニーネを含まず香料で香りをつけています。しかしフィーバーツリーにはキニーネが含まれており、程よい苦味があって、また泡もきめ細かい」

 休肝日ゼロの記者だが、「これなら、バーでモクテルも『あり』」と思ったほど。

モクテルとジュースって何が違う?

 いずれも美味だったが、あえてもう一品お気に入りを挙げるなら、フルーツビネガーとコーヒーを合わせたモクテル。部屋の明かりを落とし、ジャズをかけてゆっくり味わいたい。

「『モクテルとジュースって何が違うの』とよく聞かれます。ジュースは体の渇きを癒やすもの、モクテルは非日常を味わう嗜好品。高品質な柑橘系のジュースに香りの良いコショウを引いたりスパイスを入れたりするだけでもぜいたく感漂うモクテルになります」(高橋さん)

 お酒好きもぜひソーバーキュリアスで。レシピの材料は他メーカーのものに変えてOKだが、酔わない分、味により敏感になるので、店推奨のものを使うことを個人的にはお勧めする。

レシピ

【ジントニック】
 グラスに氷を入れ、ライムを搾り、ノンアルジン「NEMA」、フィーバーツリー社のトニックウオーターを注ぎ、軽くかき混ぜる。好みのハーブを添える。

【フルーツビネガー×コーヒー】
 ミツカンの「フルーティス ざくろラズベリー」30ミリリットル、ドリップコーヒー80ミリリットル、ソーダ水30ミリリットルの順でグラスに注ぐ。オレンジの皮をひねって表面のオイル分をモクテルに飛ばす。

【ノンアル日本酒×すだち】
 冷やした「月桂冠スペシャルフリー」を氷を入れたグラスに注ぎ、すだちを搾る。

【シャンディガフ】
 冷えたグラスにジンジャーエールとノンアルビール(店推奨は微アルビール「ビアリー」)を1対1で入れる。

【モヒート】
 グラスにミントを入れ、1個分のライムを搾る。シュガーシロップを小さじ2、炭酸水大さじ2を入れ、スプーンなどでミントを軽く揉む程度に押す。
 氷を入れノンアルワイン(店推奨は「VINTENSE」のシャルドネ)を注ぐ。

■「Low-Non-Bar」
(住)東京都中央区日本橋3―2―4 ℡03・6665・6022
 営業時間は電話で確認。基本的に無休でGW中も営業。緊急事態宣言中はアルコールは出せないが、モクテルはノンアルのため提供可能。

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