2026年の旅行の穴場はマレーシア 物価は日本の半分、「世界2位の超高層の人気ホテル」に「ニョニャ料理」

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 海外旅行において円高や物価高の影響が少ない国のひとつがマレーシアだ。特に宿泊費が安いことで知られ、1室2名利用であれば東京のビジネスホテル並みの料金で5つ星ホテルに宿泊できるのもメリット。物価も日本のおよそ半分だ。来年は「マレーシア観光年2026」を掲げ、日本人向けのお得なツアーも出はじめている。今回は、マレーシア文化メディア『WAU(ワウ)』を運営する編集ライターの古川音氏に、初心者もリピーターも楽しめる穴場・最新スポット&グルメを聞いた。

 西マレーシア中部にある首都・クアラルンプール(KL)。名前の由来は、マレー語で「泥の川の合流地点」を意味するという。クラン川とゴンバック川が交わる一帯はKL発祥の地で、歴史的な建造物や街並みが残るオールドタウンだ。観光に外せないのが、クアラルンプールの歴史と文化に触れることができるヘリテージウォークだ。

 起点となるのが「独立広場」。1957年8月31日に独立が宣言された場所で国旗が掲げられた掲揚塔は高さ約100メートルもある。大きく開けた芝生広場で警察や政府関連の建物に囲まれた立地になっているのも特徴だ。

「およそ100年前の英国統治時代に建てられたコロニアル建築が並ぶエリア。ヘリテージウォークは、独立広場からセントラルマーケットまで歩いて巡ることができます。とくに、ムーア様式のレンガ造りの外観が美しい『スルタン・アブドゥル・サマド・ビル』(旧裁判所)や、アーチのある回廊が特徴的なクアラルンプール最古のモスク『マスジッド・ジャメ』は必見です」

 スルタン・アブドゥル・サマド・ビルの向かい側で、マスジッド・ジャメに向かう途中、クラン川とゴンバック川が交わる場所にある「リバー・オブ・ライフ」(夜間のライトショー)も見ごたえありだ。

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