米ニューヨーク州の牧師が礼拝中にトランスジェンダー告白し話題に
米ニューヨーク州ロチェスター近郊の「ノースチリ合同メソジスト教会」で11月23日、51歳の牧師が礼拝中に、出生時に男性と割り当てられたが性自認が女性であるトランスジェンダーであることを告白した。この模様を撮影した動画が、同教会のフェイスブックで公表され、話題となっている。
注目を集めているのはフィリッパ(旧名フィル)・ファヌーフ牧師。礼拝で同牧師は「私はトランスジェンダーです。一番いい言い方をすれば、私は『女性になる』のではなく、『男性のふりをやめる』ということです」と語り、3カ月前からホルモン補充療法などの「移行」を始めたことを明らかにした。
教会はファヌーフ牧師の決断を全面的に支援しており、教会関係者や会衆からの肯定の声が相次ぎ、同教会の上級主教も支持を表明している。
牧師は移行後もイエス・キリストへの献身と奉仕の役割は変わらないとし、性的指向として無性愛を自認していることを明かした。
礼拝中、牧師は自身の両親が不支持の立場をとっていることを明かした上で、「でも、それでいいんです。私たち一人一人が、自分らしく生きればいいのです」と語った。


















