嫌韓層を意識?河野ワクチン大臣の交差接種「日本はやらない」発言が信じられない

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 新型コロナウイルスワクチンの供給が綱渡りだ。自治体に配るファイザー製の輸入量が先細りの上、大規模・職域両接種で使用するモデルナ製も逼迫。河野ワクチン担当相は23日、大規模と職域の新規受け付け停止を突如発表した。

 会見で河野大臣は「職域接種と大学接種の合計で3300万回を超え、大規模接種が1200万回を超えて上限に近くなっている。それに加え、モデルナの1日の可能配送量は上限に達している。このままいくと、供給できる総量を超えてしまう」と説明。ホンの2日前に職域接種を視察した菅首相が「さらに加速化させたい」と意気込んでいたのは何だったのか。やはり裸の王様なのか。

菅政権には言葉を失います。兵站を無視して無謀な戦争に突っ込んでいった太平洋戦争そのもの。想定されるのはメーカー側からの供給不足、あるいは期限切れでムダにしてしまったのか。ファイザー製もモデルナ製も有効期間は6カ月です。菅首相は10、11月には希望者全員の接種を完了させると言っていましたが、何の根拠があったのか」(西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏=感染症学)

ファイザーもモデルナも供給逼迫

 一方、韓国では4月以降に1回目でアストラゼネカ(AZ)製を打った76万人を対象に、2回目の時期が到来する7月からファイザー製を打つ「交差接種」を実施予定だ。AZ製の供給が6月末から7月以降に延期されたためだという。

■メルケル独首相もカナダも交差接種

 気になるのが交差接種の安全性だ。「AZ製×ファイザー製」について、ドイツの研究チームが成人250人を対象に調べたところ、他社製に比べて有効性の劣るAZ製2回よりも抗体量が10倍多かったと発表。メルケル独首相は「AZ製×モデルナ製」で接種を終えた。カナダ政府も先週、「AZ製×ファイザー製かモデルナ製」を「強く推奨」。スペインの研究所の調査でも独チームと同様の傾向だった。

「医学的見地からいえば、同じ製品を2回打つのが原理原則です」(中原英臣氏=前出)

 河野大臣は会見の7時間前、「ひるおび!」(TBS系)に生出演。嫌韓層を意識したのか、交差接種について「日本はやりません」と鼻で笑っていた。厚労省が60歳以上のAZ製容認に動く中、額面通り受け取っていいのか。言うことがコロコロ変わるだけに、にわかには信じ難い。

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