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津野田興一都立立川高校教諭

1965年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修了。現在、東京都立立川高校で世界史を教える。著書に「世界史読書案内」(岩波ジュニア新書)、「やりなおし高校世界史―考えるための入試問題8問」(ちくま新書)、「第2版 ポイントマスター世界史Bの焦点」(山川出版社)、「『なぜ!?』からはじめる世界史」(山川出版社)、「大人の学参 まるわかり世界史」(文春新書)など。

ビスマルク神話の限界を風刺画で見る “アメとムチ”で支配は幻想だった

公開日: 更新日:
図①(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 図①はドイツの画家アントン=フォン=ヴェルナーによる、1871年のドイツ帝国成立の瞬間を描いたものです。壇上の皇帝ヴィルヘルム1世と白い軍服姿のビスマルクが見えますが、周囲にいる人々は、実はドイツ帝国に参加した君主たちなのです。

 つまりドイツは22の君主国と3つの都市国… 

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