あなたの顔と声のデータを2300万円で売って! ロシア企業プロモボットの募集に2万人が殺到
超リアルなロボットのデザインのために、あなたの顔と声のデータを20万ドル(約2300万円)で売ってください」──こんなオファーを受けたら、皆さん、どうします?
これ、SF小説のネタではなく、ロシアのロボットメーカー「プロモボット」が本当に出した募集だ。
クライアントの米国企業が立ち上げるプロジェクトに使用される超リアルな作業補助ロボットのデザインのためで、ロボットはホテルやショッピングモールなど人混みの多い場所で働くことになるという。
同社は以前、ターミネーターでお馴染みのアーノルド・シュワルツェネッガー(74)そっくりのロボットを作り、訴えられたことがある。今回の募集は、そうしたトラブルを回避するためのもの。
募集には「25歳以上」という条件があるだけで、人種や性別の制限はない。顔と声のデータは無期限ライセンスとなる。
採用されると、3Dプリンティング用に顔面をスキャン。さらに声のサンプリングのために100時間以上の朗読が要求される。
この募集にはなんと2万人以上が殺到。プロモボット社は現在、募集を一時停止している。
顔と声のデータを基に自分とそっくりな人間型ロボットが無期限で製造されるというのは、かなりホラーな状況のようにも思えるが、20万ドルの魅力のほうが大きい?