岸田首相「ワクチン1日100万回」は口だけ…菅前首相をはるかにしのぐポンコツぶり

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「1日100万回」──。3回目のワクチン接種が遅々として進まない中、岸田首相が突如ブチ上げた「目標」が波紋を広げている。菅前首相が昨年、掲げた目標と全く一緒なだけに、永田町では「パクリか」なんて声も上がる。しかし、岸田首相の目標は“ポンコツ”と揶揄された前首相と比べても甘々だ。菅氏以下のポンコツ岸田首相に、3回目ワクチンの早期接種はとても無理そうだ。

 ◇  ◇  ◇

「できる限り2月の早い時期に」

 7日の衆院予算委員会で野党議員に「1日100万回接種に達するのはいつか」と問われた岸田首相は、壊れたラジオのように同じ言葉を繰り返した。

「100万回」の達成可能な時期が曖昧なうえ、いつまでに重症化リスクの高い高齢者接種を完了させるのか、その「期限」もハッキリしない。政府は今月末までに医療従事者や高齢者など対象者約3746万人の接種を目指すが、7日時点での実績はわずか約746万人。差し引くと3000万人も残っている。

 仮に、8日から「1日100万回」を達成できたとしても、今月中に2100万回分しか接種は進まず、3746万人には遠く及ばないのだ。

 野党に「2月中に終えられるのか」と追及されても、岸田首相は「可能な限り数を積み上げる」と曖昧な答弁に終始。2月中の目標達成が絶望的だから、ハッキリと「期限」を答えられない。突然「100万回」の目標を掲げたのも、目先を変えようとしているだけではないか。

■前任者のポンコツ以下のポンコツ

 情けない話だ。ポンコツの菅前首相でさえ、昨年5月に「1日100万回」の目標を打ち出した際、同時に高齢者約3200万人への2回接種を「7月末に完了させる」と約束していた。

 地方交付金の削減をチラつかせて自治体に接種を急がせたり、供給不足で現場を大混乱に陥れるなど、やり方は決して褒められたものではないが、当時の接種回数は1日最大170万回まで上昇。昨年7月末には高齢者の約8割が2回接種を終えた。岸田首相はポンコツの足元にすら、まるで及んでいないのだ。

河野前担当相は岸田政権でワクチン行政が後退と指摘

 さらに岸田首相のポンコツぶりを浮き彫りにしたのが、河野前ワクチン担当相のツイートだ。「無能」とヤリ玉に挙がる現職の堀内詔子担当相について〈いろいろ言う人がいるが……〉とフォローしつつ、岸田政権のワクチン行政にこう言及した。

〈私の時と比べてワクチンチームの人数が激減〉〈都道府県とのリエゾン(橋渡し)チームが解散させられた〉

 さらに、〈それじゃ私だって仕事できないよ〉ともつぶやいた。要は、岸田政権になってからワクチン行政が後退したという指摘だ。

 特に問題なのは、政府と都道府県の橋渡し役になるリエゾンチームの解散だ。7日の予算委で、昨年2月に厚労省内で発足したチームは最大52人に拡大したものの、感染状況が落ち着いた12月に解散したことが判明した。

 岸田首相は常に「最悪を想定」と言う割には、危機感が薄過ぎる。この油断首相には、さすがに自民党内からも批判が上がっている。

「1月初旬に感染拡大兆候が見えた時点で、チームを再編成しなかったのは、やはり危機感が薄いからだろう。菅政権時は“ワクチン一本足打法”と批判されたが、厚労、総務など関係省庁が横断的に全国の接種状況をチェックし、毎日官邸に報告していた。そこまでやって『1日100万回』を達成できた。今さら『1日100万回』なんて遅すぎる。周囲に『目標を示せ』と言われて、慌てて出しただけだろう」(中堅議員)

 岸田首相も前任者のポンコツと比較されるのが嫌なら、国民が納得する実績を出してみろ。まずは接種目標「1日200万回」だ。

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