与党化まっしぐらの国民民主が自民と“密約”…参院選で選挙区調整のウラ取引

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 衆院に続き参院でも2022年度予算案に賛成し、“与党化”一直線の国民民主党。夏の参院選でも自民・公明両党と選挙区調整の“密約”があるという。

「国民民主の現職が出馬する1人区の山形、大分選挙区で自民が候補を立てない、あるいは自党候補を積極的に支援しない形で、国民民主の候補者を事実上の“自公国統一候補”にするという裏取引が進んでいます。参院選後の自公国連立政権をにらんだ選挙協力です」(自民党関係者)

 山形選挙区は国民民主の舟山康江政調会長、大分は足立信也参院幹事長が立候補を予定している。自民は山形でまだ候補者を決めておらず、このまま国民民主に譲ることになりそうだ。

「大分は内定している自民新人がいるが、実質的には自公も足立氏を支援して勝たせることになりそう。自民候補がいた方が足立氏にとっても都合がいいようです。大分は社会党など野党勢力が根強く、あくまでも自民の対立候補という構図にしないと勝てない。足立氏が予算案採決の参院本会議を欠席したのも“野党色”を強める選挙戦略の一環です。ただ、山形も大分も官邸主導で候補者調整を進めていて、地元の反発も予想されます」(前出の自民党関係者)

 中央政界で自民、公明、国民民主は党首会談や幹事長会談を重ねて連携を強化。23日には、3党の実務者がガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」凍結解除の検討チーム初会合を開いた。参院選に向けて、協力体制を整えつつある。

小池都知事の思惑も絡み…

 さらには、そこに東京都の小池百合子知事の思惑も絡んでくる。

 国民民主は参院選の東京選挙区で小池氏が特別顧問を務める「都民ファーストの会」代表の荒木千陽都議を推薦することを決定。都民ファが国政進出に向けて設立した「ファーストの会」は、参院選比例代表で連合推薦の国民民主4候補を推薦する。この相互推薦をテコに、参院選後は小池氏の連立与党入りまで視野に入ってくるのだ。

「小池知事は今のところ様子見ですが、連立与党入りが確実になれば、国政復帰に向けて一気に動く可能性がある。コロナの状況次第ではありますが、参院選直前の立候補表明もあり得るでしょう。ただ、国民民主が連立に加わったところで、かつて小池知事が在籍した保守党のように、自民に吸収されるだけです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 立憲民主党の泉代表はこの期に及んで参院選で国民民主とも候補者調整を進めたいと話しているが、さっさと見切りをつけた方がいい。

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