「天使になった子供たちを近くに感じたい」子を亡くした母親らが英国上空をスカイダイビング

公開日: 更新日:

 英国で脳腫瘍に関連した病気で子供を亡くした母親たちが、慈善団体への寄付集めでスカイダイビングを行い、注目を集めている。

 ベッドフォードシャー在住のルイーズ・フォックスさん(49)は、13歳の息子、ジョージ君が悪性脳腫瘍である膠芽腫と診断されたことをきっかけに、フェイスブックを通じて、同じような病気の子供を持つ親と交流し始めた。

 ルイーズさんは7人の親と知り合いグループを作り、治療に関する情報を交換するなどしてお互いに支え合った。しかし悲しいことに2020~22年の間にグループの子供8人全員が亡くなった。

 グループのメンバーは「脳腫瘍に苦しむ子供たちに何かできることはないか」と話し合い、脳腫瘍慈善団体「テッサ・ジョウェル財団」への寄付金を集めるためにスカイダイビングをすることを思い付いた。

 8人は今年10月に初めて英東部ピーターバラで実際に顔を合わせ、5人がスカイダイビングを行った。スカイダイビングを選んだのは「天使になった子供たちをできるだけ近くに感じたいため」だという。グループの目標は10万ポンド(約1850万円)。これまでにクラウドファンディングの「JustGiving」を通じて7万770ポンドを集めている。

 写真は8人の母親と子供たちだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?