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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「十割そば」に学ぶ投資術 割高なのを知っている地元の人は手を出さない?

公開日: 更新日:

「せっかくそばの産地に来たんだから、オレは十割そばね」

 東京から来た友人のMさんがこう言い出した。

「ヤメた方がいいよ。ここのそば、十割も九割も中身は同じ。値段が高いだけ」

 そう、いわゆる観光地価格である。地元の人はそれをよく知っている。だから決して十割そばに手を出さない。

 しかし、観光客やヨソ者はそれを知らない。だから平然と十割そばを注文し、割高なものを食すのだ。

「これおいしいね」

 値段が3割高いことも知らずに……。

■投信「ダブル〇〇」に要注意

 株式の世界でも、このように「買ってはいけないもの」が存在する。それは「ダブル〇〇」「レバレッジ〇〇」という投資信託だ。

 日経平均やTOPIXなどに連動し、「その倍」動くのを目標にしている。なかには「逆方向に2倍」動く商品もあり、投資家の間ではちょっとした人気になっている。でも、これがどうしてダメなのか――。

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