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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「出口」を決めず「入口」に入ってはいけない…それが投資のイロハだ!

公開日: 更新日:

 トイレの話でいえば、用を足しているときに、廊下で物音がしたら、パッと飛び出すんですか? パチンコの確変中に、おなかがすいたら帰るのですか?

「ここからが一番近いんだよね」と、高速道路で路駐して下りるのですか……絶対にしないはずだ。

 目的をちゃんと達成させてから、終わらせるはずである。

■「狼狽売り」はもってのほか

 だから、先ほどのケースでも、「狼狽売り」なんていうのはもってのほか。もともとの「出口」ではないからだ。半導体の成長性で買ったのであれば、それを信じて持ち続けるしかない。

 シニアくらいのベテランであれば、海外投資家の「能書き」「戯言」に、付き合っていられないことぐらい分かるだろう。

 ……となると、棺桶の中に入ったら、灰になるまで出てはいけない、ということですね? もちろん、そういうことになる。「やっぱ死ぬのをやめるわ」などと言いだしたら、厄介なことこの上ない。「最後まで出口のないヤツ!」と、あの世でも罵詈雑言の嵐だろう。

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