著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

「出口」を決めず「入口」に入ってはいけない…それが投資のイロハだ!

公開日: 更新日:

 コンビニに入ったら、買い物をして出る。電車に乗ったら、目的の駅で降りる。トイレに入ったら、用を足したあとに出る……。物事には、入り口があったら必ず出口があるのだ。

 お化け屋敷に入って、ちょっと涼しいから「ここに住もう」なんていう人はいないはず。そこそこ怖がらせてもらったら、外に出る……これが一般的である。

 でも、投資の世界では、これが守られないケースが多い。先日、空売り投資家のスコーピオン・キャピタルが、半導体大手レーザーテックに対して、「不正会計の疑いがある」と噛みついた。

 そのニュースが流れると、株価はあっという間に下落。多くの投資家が、投げ売りを出した。彼らいわく「怖いから売った」のだという。

 でも、「こういったニュースが流れたら、最初から売るつもりだったのですか?」と尋ねたくなる。単に動揺して売っただけではないのか、本意ではなかったはずだ、と勘繰りたくなる。

 個人投資家によくあるタイプが、出口を決めずに勝手に入り口に入ってしまう人。「買ったら儲かる」という言葉を信じるのは良いのだが、「こうなったら売る」という“出口”を決めていないケースが多い。つまり、「行き当たりばったり」なのだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意