「暗号資産で積立投資」の現実味…ビットコインは5カ月で2倍弱に急上昇、“もしトラ”がさらなる追い風

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 暗号資産が再び注目されている。年初に約600万円だったビットコインは6月3日時点で約1100万円。5カ月で2倍弱まで上昇している。

 背景にはビットコインETFへの資金流入がある。SEC(米証券取引委員会)は、1月にビットコインの現物ETFを11本、承認した。それを受けて機関投資家の資金が流れ込んだ。ビットコインはインフレに強いとされており、それが好感されているようだ。米国の債務急増懸念からビットコインや金が買われているとの見方もある。

 米国以外でもETFの上場が相次いでいる。香港でも4月末にビットコインとイーサリアムを投資対象としたETFが上場した。英国でも5月下旬にビットコインとイーサリアムを対象としたETP(上場投資商品)が承認された。英国の商品を個人投資家は売買できない仕組みで、取引はプロ投資家のみだが資金流入によって価格を押し上げる可能性はある。

 そして注目を集めているのが“もしトラ”とビットコインの関係だ。11月の米大統領選でトランプ氏が再選されれば、ビットコインにとって追い風となる政策がとられるのではないかと噂されている。

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