著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまの“難関名門高”路線は「お茶の水女子大付属幼稚園」を選んだ時から始まった

公開日: 更新日:

■姉の眞子さんと佳子さまは学習院幼稚園に入園

 一方、秋篠宮家の眞子さんと佳子さまは松濤幼稚園には行かず、3歳の時から別の幼児教育施設に通ったのち、学習院幼稚園に入った。秋篠宮さま以降の皇族で実質3年保育を受けなかったのは愛子さまだけだった。

「秋篠宮家が松濤幼稚園を避けたのは全国で最も高い学費(その後、青山学院幼稚園が上回る)が知られていたから。世間の目にゼイタクと映るのを秋篠宮さまは気にされていた」(宮内庁OB)

 いずれにしても、悠仁さまが幼稚園を選ぶ段になると、姉2人の時よりも選択肢が限られていた。松濤幼稚園の創設者で、ずっと園長を務めていた林貞子氏が2006年に亡くなり、悠仁さまの3年保育が始まる10年春には閉園することを決めていたからだ。姉と同じ幼児教育施設に行くことも考えられたが、さらにいい条件が舞い込んでくる。お茶の水女子大が大学に必要と判断した女性研究員の子を付属校に受け入れるという制度を急きょ導入したのだ。この制度を使い、悠仁さまは付属幼稚園に入園することになる。その前年から紀子さまは同大の研究員になっていた。「制度を設けるために宮内庁の一部の人間が動いた」と皇室記者は話す。「秋篠宮さまと紀子さまの間で微妙なズレができていた」と指摘するのは前出の宮内庁OBだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束