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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまの学費は宮廷費ではなく皇族費から支出 国立大学進学が税金の節約にはつながらないワケ

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 悠仁さまの大学選びをめぐって、にわかに警備問題を懸念する声が高まっている。有力視される東大や筑波大に進学した場合、警察や宮内庁は新たな警備体制の構築に迫られる。

「経費が跳ね上がるのは避けられない」と宮内庁OBは指摘するが、少なくとも国立に行くほうが私立より学費はだいぶ抑えられ、東大を選ぶのは一見、理にかなっている。これまでも悠仁さまは幼稚園~中学はお茶の水女子大付属、高校は筑波大付属とずっと国立で通してきた。だが、国家予算的にはそうしたことが節約につながっているわけではないという。学費は各宮家に支給されている皇族費の中から支払われるが、「学費の額によって、皇族費が増減するわけではない」からだ。

 2024年度に秋篠宮家に支払われる皇族費は年間1億2250万円。この中から学費を含む生活費をやりくりする。

「支給された皇族費は“お手元金”と呼ばれ、各宮家が自由に使える。私的な用途と判断すれば、ここから出費することになる。5年前に秋篠宮さまが紀子さまと悠仁さまを伴いブータンを訪問した際は私的な旅行の色合いが強かったため、お手元金が使われた」

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