「キラキラネーム」どうなる? 改正戸籍法で読み仮名を規制、過度な当て字がNGに

公開日: 更新日:

 奇抜な名前はもう付けられなくなるのか……。

 政府は10日の閣議で、改正戸籍法を来年5月に施行することを決定した。氏名の読み仮名を戸籍に記載することになるが、その際「用いる文字の読み方として一般に認められるもの」にしなければならないと基準を設定。「キラキラネーム」に一定の制限が設けられた。

 法務省は先んじて、いくつかのNG例を提示。①漢字の持つ意味とは反対の意味による読み方(高をヒクシと読む)、②読み違いかどうか判然としない(太郎をジロウ、サブロウと読む)、③漢字との関連性が認められない(太郎をジョージ、マイケルと読む)など、社会を混乱させるものは認められない可能性があるという。細かい基準などについては今後、各自治体に通知される。

「キラキラネーム」については子どもが不利益を訴えるなど、あまりにも本来の漢字の読み方とかけ離れた名前が問題視されてきた。今回の法改正で歯止めがかかるのかと思いきや、案外そうでもなさそうだ。

 歴史的に日本はこれまで、さまざまな名前の読み方が受け入れられてきた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒