「キラキラネーム」どうなる? 改正戸籍法で読み仮名を規制、過度な当て字がNGに

公開日: 更新日:

 奇抜な名前はもう付けられなくなるのか……。

 政府は10日の閣議で、改正戸籍法を来年5月に施行することを決定した。氏名の読み仮名を戸籍に記載することになるが、その際「用いる文字の読み方として一般に認められるもの」にしなければならないと基準を設定。「キラキラネーム」に一定の制限が設けられた。

 法務省は先んじて、いくつかのNG例を提示。①漢字の持つ意味とは反対の意味による読み方(高をヒクシと読む)、②読み違いかどうか判然としない(太郎をジロウ、サブロウと読む)、③漢字との関連性が認められない(太郎をジョージ、マイケルと読む)など、社会を混乱させるものは認められない可能性があるという。細かい基準などについては今後、各自治体に通知される。

「キラキラネーム」については子どもが不利益を訴えるなど、あまりにも本来の漢字の読み方とかけ離れた名前が問題視されてきた。今回の法改正で歯止めがかかるのかと思いきや、案外そうでもなさそうだ。

 歴史的に日本はこれまで、さまざまな名前の読み方が受け入れられてきた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾