「キラキラネーム」どうなる? 改正戸籍法で読み仮名を規制、過度な当て字がNGに

公開日: 更新日:

 例えば、人名に独自の読みが用いられる「名乗り訓」は、源頼朝の「トモ」がその代表例だ。法制審議会の資料によると、「幅広い名乗り訓等を許容してきた我が国の命名文化を踏まえて、柔軟に受け入れることが求められる」としている。

■実はユルい基準

 制限の基準である「一般に認められている」かどうかについても、現にさまざまな「キラキラネーム」が存在している。こうした事実を考慮し、「騎士(ナイト)」や、「光宙(ピカチュウ)」なども認められる可能性が高い。

「基準について、詳細はまだ決まっていません。ですが、窓口となる自治体が判断に迷う場合はまず届出人に説明をしてもらい、それをもとに認められるかを決めます。それでも判断が難しければ、法務省など上部組織での判断になることが考えられます。いずれにせよ、すでに示している例に該当しない限りは、基本的には幅広い振り仮名が認められるでしょう」(法務省民事第一課)

 思いのほか「キラキラネーム」はなくならなそうだ。少なくとも、最初に判断しなければならないのは自治体の職員。頭を悩ませている姿が今から目に浮かぶ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  3. 3

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  2. 7

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 8

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  4. 9

    千葉工大が近大を抑えて全国トップに 「志願者数増加」人気大学ランキング50

  5. 10

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由