米オレゴンで自転車に乗った男性が救急車と衝突、搬送料金28万5000円を請求されて…

公開日: 更新日:

 米オレゴン州で、自転車に乗っていた男性が救急車に衝突され負傷。その場で応急処置をされ、衝突した救急車で病院に搬送されたが、なんと後日、1862ドル(約28万5000円)の請求書が送付されてきたという。男性が起こした訴訟記録で明らかになった。

 “被害”に遭ったのは、ウィリアム・ホーシュさん(71)。同州レイニアで2022年10月、住宅や店舗が点在する通りを走行中、同方向に走っていた救急車が急に右折、ウィリアムさんに衝突した。ウィリアムさんは鼻を骨折したほか、左手、左腰、横隔膜などさまざまな部分を負傷した。また、救急車の車輪で自転車も大破した。

 ウィリアムさんに搬送と応急処置の料金を請求したのは、コロンビア・リバー消防救助隊(CRF&R)。ウィリアムさんはこの事故で、すでに約4万7000ドル(約719万円)の医療費を支払っており、今後もさらに5万ドル(約765万円)を支払わなければならないという。

 ウィリアムさんは「負傷により日常生活にも支障を来しており、今後もこの状態が続くだろう」として、先月24日、CRF&Rを相手取り、99万7000ドル(約1億5300万円)の損害賠償訴訟を起こした。

 米国では救急車が有料だとは聞いていたが、ウィリアムさんの訴えが本当なら、これはちょっと……。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  4. 4

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

  5. 5

    コメ増産の切り札として注目「再生二期作」の理想と現実…土地がやせ細るネガティブ要素も

  1. 6

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  2. 7

    サマージャンボ宝くじ、スポーツくじ…運まかせと割り切らず「開運日」を狙ってみる

  3. 8

    武庫川女子大の共学化に在校生&保護者から「裏切られた」などと不安の声…慰謝料は取れる? 弁護士に聞いた

  4. 9

    帰国子女は"親ガチャ"の典型か…有名大入学の優遇ルートの一方で、就職活動は厳しい側面も

  5. 10

    参院選もデマ情報が飛び交った…SNSの誹謗中傷「発信者情報」を1000円で開示する方法

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 4

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  5. 5

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  1. 6

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  2. 7

    参政党「参院選14議席」の衝撃…無関心、自民、れいわから流れた“740万票”のカラクリ

  3. 8

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表「日本人ファースト」どこへ? “小麦忌避”のはずが政治資金でイタリア料理三昧

  5. 10

    ドジャースに激震!大谷翔平の“尻拭い役”まさかの離脱…救援陣の大穴はどれだけ打っても埋まらず