どうやって? 心臓発作のカナダ人男性を心肺蘇生法で救ったのは飼い犬だった

公開日: 更新日:

 心臓発作を起こしたカナダ人男性が、飼い犬による心肺蘇生法(CPR)で命を救われたと話題になっている。CPRは呼吸・心臓が停止している患者に対して胸を圧迫したり息を吹き込んだりして心臓と呼吸の動きを助ける救命方法だが、犬がどうやって……?

 オンタリオ州ボンフィールドに住む退役軍人のダレン・クロッパーさん(57・写真中央=フェイスブックから)は約2年前、自宅リビングで深刻な心臓発作を起こして意識を失った。ダレンさんの命を救ったのは、当時1歳だったシベリアンハスキーとゴールデンレトリバーのミックス犬「ベア」(同左)だ。

 ベアはなんとダレンさんの胸の上に繰り返し飛び乗って圧迫。それがCPRと同様の効果を生み、妻の通報で救急車が駆けつけた時、ダレンさんはすでに意識を取り戻していた。そして5時間にも及ぶ「三重バイパス手術」が成功し、命を取り留めた。

 医師らによると、ベアの「CPR」がなければ、命を落としていた恐れもあったという。

 ベアはこの功績が称えられ、先日、米ペットフード大手「ピュリナ」が運営する、人命救助した動物を表彰する賞を受賞。カナダではもちろん、米国でも改めて報じられ、驚きと称賛の声が上がっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち