英国に住む10歳少年の「墓石洗浄」ビジネスが大バズリ! そこから生まれた善意の連鎖

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 英国に住む一人の少年が「墓石をきれいに洗う」というシンプル極まりないビジネスを起業し、注目を集めている。

 この少年起業家は、ダービーシャー州イクストンに住むベン君(10=姓は非公開=写真はフェイスブックから)。もともとは学校のクラス課題として考えた小遣い稼ぎのアイデアだった。自分の祖母の墓石を洗っていた時に「近所の人々にも同様のサービスを提供できるかも!」とひらめいた。

「ガーディアンズ・オブ・ヘッドストーンズ(墓石の守護者)」と名づけたプロジェクト、最初はサッパリ注文が来なかったが、2月初めに母親が仕事の告知をフェイスブックに投稿したところ大バズりした。

「投稿の翌朝、ママがすごい数のコメントを読んでいました。数百、いや数千件かもしれません。無料の散髪、お菓子、写真撮影サービスなど、たくさんの支援の申し出も受けました」とベン君。地元メディアはもちろん、BBCにも取り上げられたこともあり、ベン君のビジネスは全英に知られることになった。

 これを受け、ベン君は利益の10%を、子供を亡くした家族に代わって記念碑の費用を支払う慈善団体「スティービー・ストーンズ」に寄付することを決定。そのことで慈善団体にも注目が集まり、多くの人々が支援を申し出ているという。

 まさに善意の連鎖だ。

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