英国に住む10歳少年の「墓石洗浄」ビジネスが大バズリ! そこから生まれた善意の連鎖

公開日: 更新日:

 英国に住む一人の少年が「墓石をきれいに洗う」というシンプル極まりないビジネスを起業し、注目を集めている。

 この少年起業家は、ダービーシャー州イクストンに住むベン君(10=姓は非公開=写真はフェイスブックから)。もともとは学校のクラス課題として考えた小遣い稼ぎのアイデアだった。自分の祖母の墓石を洗っていた時に「近所の人々にも同様のサービスを提供できるかも!」とひらめいた。

「ガーディアンズ・オブ・ヘッドストーンズ(墓石の守護者)」と名づけたプロジェクト、最初はサッパリ注文が来なかったが、2月初めに母親が仕事の告知をフェイスブックに投稿したところ大バズりした。

「投稿の翌朝、ママがすごい数のコメントを読んでいました。数百、いや数千件かもしれません。無料の散髪、お菓子、写真撮影サービスなど、たくさんの支援の申し出も受けました」とベン君。地元メディアはもちろん、BBCにも取り上げられたこともあり、ベン君のビジネスは全英に知られることになった。

 これを受け、ベン君は利益の10%を、子供を亡くした家族に代わって記念碑の費用を支払う慈善団体「スティービー・ストーンズ」に寄付することを決定。そのことで慈善団体にも注目が集まり、多くの人々が支援を申し出ているという。

 まさに善意の連鎖だ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方