米国の「赤ひげ先生」のピンチに地元民が立ち上がった! クラファンで集まった治療費は約3千万円に
米メリーランド州の医師と地域の人々のエピソードが全米に感動を呼んでいる。
同州ボルティモアで約40年に渡って医療に従事してきたマイケル・ゾリコファー医師(66=写真)は「Z先生」の愛称で親しまれ、地元で尊敬を集めている。
Z先生は「お金のことは気にしないで。ここに入ってきたら、必ず診る」が口グセ。その言葉通り、お金の有無に関係なくすべての患者に平等な治療を提供してきた。生涯を地域医療に捧げ、ほとんど休暇を取ることもなく、24時間体制で診療していた。まさにアメリカの「赤ひげ先生」だ。
そんなZ先生が数カ月前、がんと診断された。しかし、公的医療保険の書類手続きの不備で放射線治療の保険が適用されない事態に陥ったのだ。
その時、これまでZ先生の世話になってきた地元住民たちが立ち上がった! 昨年10月にクラウドファンディングGoFundMeにサイトを立ち上げ、人々に寄付を呼びかけたところ、これまでになんと約22万7000ドル(3370万円)が集まったのだ。