オンラインカジノ規制「本当の狙い」…公営競技からの税収は、毎年どれくらいある?

公開日: 更新日:

国は中央競馬から年間約3581億円の収益

阪神競馬場内(C)日刊ゲンダイ

 元大阪府知事の橋下徹氏がオンラインカジノに関する国会の法案提出を受け、自身のXで「(オンラインゲームを)禁止にするならカジノの定義をしっかり定め、パチンコはカジノなのかどうかをはっきりさせなければならない」と訴えた。これにフォロワーからは「パチンコがだめなら競輪競馬ボートレース全て廃止にしなきゃね」といった意見も出ている。

 オンラインカジノを巡っては、国会でSNS上でサイトに誘導する行為なども禁止する方向で検討が始まっている。また、総務省は海外のようにサイトへの接続を強制的に遮断する「ブロッキング」を有識者を集めて検討中だ。技術的にはブロッキングは可能だが、「通信の秘密」をどう保持するかといった法律の兼ね合いがある。

 橋下氏はパチンコ・パチスロを規制したいようだが、今回のオンラインカジノも含めて簡単に言えば、政治家が先頭に立った収益(税金)の“分捕り合戦”にすぎない。
 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,326文字/全文2,724文字)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」