ひぇぇ~! 恐るべき「ドクダミ」の繁殖力…引っこ抜くのは絶対NG。罪悪感もお金もかけない除去方法は?
好きなんですよ、本当は
【笑う花には福来たる】
ドクダミの白い花が美しい季節になりました。個人的には決して嫌いではありませんが、今の季節ごろから、美しい花が目立つせいか「どうしたらドクダミを駆除できるのか?」とお問い合わせをいただきます。
ドクダミは十の薬ほどの薬効が期待され「十薬」の別名を持っていますが、まるで庭を飲み込むようにどこまでも広がっていくため、ドクダミを駆除する方法を探っている方も多いのも事実。
今回はワタクシも効果を実感した「罪悪感少なめ、お金もかけないドクダミの駆除法」の解説でございます。
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駆除するにもコストとリスクを伴うの
ドクダミを厄介な雑草と捉えるならば、除草する方法は4つ。ですが、それにともなうデメリットも当然ございます。
1. 除草剤を使う
除草できるが、除草対象がドクダミだけとは限らない。
2. 除草シートで覆う
遮光により絶大な効果が得られるが、除草したいエリアが広ければ広いほど高コスト。炎天下でのシートを覆う作業はまさに命懸け。
3. 土壌改良する
酸性度が高く硬い土壌を好むのはドクダミだけでなく一般的に雑草と呼ばれる植物の特性。石灰を撒いたり、腐葉土を土に混ぜ込むことでアルカリ性のフカフカ土壌に変えればドクダミの繁殖は、ある程度解消できます。ですが多少のコストがかかります。
4. 重曹や熱湯を葉にかける
葉を枯せば、光合成ができなくなり、駆除は可能。しかしながら、広範囲に除草したい場合は手間とコストがかかりすぎる。1リットルのお湯なんてあっという間。お湯を沸かすのもだって大変。
上記の4つの方法は確かに手っ取り早く効果が期待されるものの、コストも手間もかかります。それでもいいのだ! ならばお止めしませんけれど、ワタクシが実践している方法でしたら、時間はかかりますが、ドクダミが徐々に減っていくのを実感できるかもしれません。
3年かかって効果実感
宿根草のドクダミは、冬の間は地上部の葉は消えますが春先になると芽が出てきます。芽がボチボチ目立ち始めた頃に引っこ抜きたく気持ちにもなりますが、この行為絶対NG!でござんす。
地下茎で増えていくドクダミは、根っこを引きちぎれば引きちぎるほど先が分岐して、数日で地上部は更に倍に増えるのでございます…。
絶大な効果がある方法は、地上部の根本をハサミで切るだけ。これを地道に続けていくと群生状態だった我が家の庭のドクダミが激減しました。まぁ、3年かかりましたが。正直、半信半疑でしてが、驚愕の成果でございます。
地上部の根本を切られたドクダミは葉が無いため、地上部での光合成ができなくなり、やがては地下茎にも栄養が届かず、枯れていきます。ドクダミチンキを作って活用しているワタクシにとっては、我が家の庭からドクダミの白い花を拝めなくなり、嬉しくもあり寂しくもあり…。複雑な気持ちでございます。
食すドクダミ
ドクダミを食すといわれても、日本ではせいぜい「ドクダミ茶」ぐらいしか思い当たらないのでは?
しかーし、アジア諸国では普通に食材として活用されています。。初めてベトナムに貧乏旅行した時も、山盛り状態のハーブの盛り合わせには当然IN!ライスペーパーにはさんで生で大量摂取でございます。
中国ではドクダミの根っこは炒め物や揚げ物などに使われておりますな。お国が変われば扱いも変わりますが、やっぱり味は変わらず通好みする独特のクセがございますよ。
購入するドクダミ
猫店長「さぶ」率いる我が花屋。カントリー風情にも程がある神奈川の片田舎にございますが、ドクダミは当然野に勝手に生えております。
ところが、都会ではドクダミは花屋でわざわざ買う物なのでございますよ! 花市場でも見かけた時は、「なんでー!」と思わず叫んでしまいました。
ドクダミと一口でいっても色々ございます。八重咲のドクダミはとっても可愛いらしいビジュアル。思わず苗をいただき植えたところ、2年後にはやはり地獄を見ることに…育てるなら、地植えは絶対にやめましょう。
鉢植えでの生育を、強くお願いいたします。
繁殖力旺盛なドクダミは、生育をコントロールすれば美しい花を愛でることも、無料の薬としても役立ちます。
ドクダミの白い花がアナタに安らぎを与えてくれることを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ〜。
(斑目茂美/開運花師)