2005年全英はウッズのサインをもらうため毎日早起き。薄暗いうちから1番ホールで待っていたら…
前週のミズノオープンは、毎年全英オープンの国内予選会を兼ねています。今年は阿久津未来也君が優勝。有資格者を除く上位3人が来月、北アイルランドのロイヤルポートラッシュGCでプレーします。
僕が藤田寛之さんと初めて全英に行ったのは2005年。舞台は憧れのセントアンドルーズ・オールドコースでした。宿舎はコースから徒歩5分のレンタルハウス。現地に住む人が大会期間中、旅行などで留守にして、自宅を丸ごと貸してくれたのです。
レンタルハウスに着いたのは前週日曜日の夕方でした。
選手には車が貸与されましたが、コースが近いので僕らはすぐに歩いて見に行きました。心配だったセキュリティーチェックもなく、コース内にはすんなり入れてビックリ。しかも、すぐそこは18番ホール。クリークの上にかかる、あの「スウィルカン・ブリッジ」には感動しました。夕方とはいえ、「ゴルフの聖地」に、犬の散歩をしている人が数人いるだけという光景は信じられませんでした。
この年の優勝候補はもちろんタイガー・ウッズです。4月のマスターズは4回目の頂点に立ち、この全英に勝てば「ダブルグランドスラム」を達成。4大メジャーを2回以上(当時マスターズ4勝、全米プロと全米オープン各2勝)ずつ制覇するわけです。6月の全米オープンは2打差2位。全英の直近3試合も3位、2位、2位と好調ですから、優勝候補の筆頭は当然です。