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黒岩泰株式アナリスト

小泉農相と大増税と株価暴落…裏で“Z”が動く

公開日: 更新日:

「あれっ? 声が、遅れて、聞こえてくるよ」

 ご存じ「いっこく堂」の名セリフだ。巧みな腹話術によって、複数のキャラクターを操る。人形になりかわって、軽快な言葉を並べていくのだ。まさに名人芸である。

 一方、永田町では小泉新農相が誕生した。「コメ2000円」を目指して、目下、奮闘中。マスコミのヨイショもあって、国民の期待が膨らんでいる。世間はもっぱら「進次郎~、コメの値段を下げてくれ!」である。

 でも、ちょっと変じゃないか。突然、飛び出した「随意契約」という言葉。この聞きなれない4文字に、国民の頭のなかは「?マーク」。

 一般的に役所との契約は「競争入札」によって行われる。しかし、随意契約はそういった手続きを一切、省いてしまう。民間の商取引のように恣意的に決められるのだ。

 つまり「言い値」ということ。こうなると、コメの値段が下がるのは当たり前。これを「出来レース」と言わずして、何と言う? しかも、随意契約なんていうのは、財務省主計局の許可が下りないとできないシロモノ。

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