著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

眼科医の私が「糖尿病にだけはなりたくない」と思う理由

公開日: 更新日:

 今回は、一見すると目とは無関係に思える病気、「糖尿病」についてお話ししたいと思います。

 私は日頃から運動を習慣にし、食べすぎや飲みすぎに注意しながら食事にも気を配っています。もちろん、「今日は運動が面倒だな」と思う日もありますが、それでも続けている理由のひとつに、「糖尿病になりたくない」という強い思いがあります。

 糖尿病は、目や腎臓、神経など全身にさまざまな影響を及ぼし、合併症を引き起こす病気です。医師の中には「万病のもと」と表現する人もいるほど、非常に恐ろしい病気なのです。これまで多くの糖尿病患者さんの苦しい闘病を見てきた経験から、私自身「糖尿病だけにはなりたくない」と強く感じています。同じ思いを持つ医師も少なくないでしょう。

 私は眼科医ですので、ここでは糖尿病そのものの詳細には触れませんが、ざっくり説明すると、糖尿病とは「血液中の血糖値(ブドウ糖の濃度)が慢性的に高くなる状態」のことです。

 この高血糖状態が続くと、ブドウ糖の分子が血管にダメージを与え、血管の内側を傷つけます。傷ついた血管は、酸素を運ぶ能力が低下して臓器に十分な酸素を運べなくなるのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    激太り危機は今や昔…浜崎あゆみ「激ヤセ説」も「連日ケーキ2個」の健啖ぶり

  3. 3

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 4

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  5. 5

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  1. 6

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 7

    カブス鈴木誠也に「打点王」がグッと近づく吉報 “目の上のタンコブ”スアレスにア・リーグへのトレード情報

  3. 8

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

  4. 9

    参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し

  5. 10

    さや氏「略奪婚は人の道に反する」と否定もネットでは“今井絵理子枠”確定の皮肉…胸元露わな妖艶スタイルも