(3)カルシウムが豊富な「牛乳」は飲み合わせに注意する

公開日: 更新日:

「カルシウム」は骨をつくるために欠かせない栄養素であり、その吸収を助けるビタミンDとともに、骨の健康維持にとても重要です。ところが、日本人の食生活ではこの2つの栄養素が不足しがちであるといわれています。

 カルシウムを補うためにサプリメントを長期間にわたって大量に摂取すると、逆効果になる場合もあることが、一部の研究で指摘されています。体内のカルシウムが過剰になることで、高カルシウム血症などの健康被害がみられることがあります。また、尿中のカルシウムが増えると、腎結石のリスクが高まる可能性もあります。そのため、カルシウムはまず食品からしっかり取ることを基本とし、サプリメントは必要に応じて医師や管理栄養士と相談のうえで活用しましょう。

 カルシウムが豊富な食品といえば、牛乳。牛乳はたくさん飲むと問題があるのでしょうか?

 健康な方であれば、1日に牛乳を2杯程度飲んでも、カルシウムが過剰になることはなく、体内で調整されるため安心して飲んでいただいて構いません。ただし、牛乳に含まれる乳糖をうまく分解できない「乳糖不耐症」の方は、腹痛や下痢などの症状が出やすいため注意が必要です。その場合は、ヨーグルトや、小魚、豆腐、小松菜など乳製品以外のカルシウム源を活用しましょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ