「銃を持つ花嫁」フィリップ・マーゴリン著 加賀山卓朗訳

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「銃を持つ花嫁」フィリップ・マーゴリン著 加賀山卓朗訳

 2015年のある日、マンハッタンの法律事務所で働きながら小説家を志すステイシーは、近代美術館で一枚の写真に釘付けになる。キャシー・モランが撮影した「銃を持つ花嫁」と題されたその写真には、海辺に立つ花嫁姿の女性の後ろ姿が写っており、背中に回した彼女の右手にはアンティーク銃が握られていた。

 10年前、オレゴン州の特別検察官ジャックは、シレッツ郡のパリセイズ・ハイツで起きた殺人事件を捜査。

 被害者の富豪ケイヒルは、その日メーガンと結婚式を終え海辺の別荘に戻ってきたところを殺されたらしい。海辺で銃を持ち呆然と立つメーガンを保護した目撃者は、以前ジャックがある事件で知り合った元弁護士のキャシーだった。

 実在の一枚の写真を小道具に描く法廷ミステリーの名手による長編小説。

(新潮社 1100円)

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