著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

「ルンバ」のアイロボット社に事業継続困難疑惑…代表執行役員社長が舞台裏を説明

公開日: 更新日:

 3月に「『ルンバ』発売のアイロボット社事業継続困難」というニュースが流れた。昨年10月から12月期の同社の決算資料に「少なくとも12カ月間、事業継続できるか相当の疑問がある」との記載があったからだ。資料には「その前にアマゾン・ドット・コムへの事業売却に活路を求めましたが、認められず、業績回復への道筋がついていない」との文言まで添えてあった。

 そのため世界最大のシェアを誇るロボット掃除機専業メーカーが今年中にも倒産するとの報道が飛び交ったのだ。真相はいかに。アイロボットジャパンの挽野元代表執行役員社長に話を聞いた。

「アマゾンへの事業売却はアマゾンのジェフ・ベゾスCEOと、弊社のコリン・アングルCEOが知己なことから盛り上がった話です。影響力の強い話なので、期間を区切り、フィジビリティースタディー(事業可能性の検討)を行いましたが、2社とも、独占に近い力があるので、いろいろな国や機関から『ちょっと待った』がかかり、タイムアウト。話は流れました」

 話が流れることはよくあることであり、すでに終わった話だという。それでは決算書の文言についてはどうなのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  3. 3

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  4. 4

    君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」

  5. 5

    “金星プレゼンター”横綱豊昇龍に必要な叔父の図太さ…朝青龍は巡業休んでサッカーしていた

  1. 6

    “トンデモ発言”連発の参政党が参院選終盤でメディア批判を展開する理由…さや候補も「マスコミはウソつき」

  2. 7

    石破と菅が練る「敗戦処理」案…幹事長交代で、進次郎起用、連立相手は維新が本命

  3. 8

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  4. 9

    参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒