著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【麻辣湯】脂肪燃焼を促しつつ冷え性にも効く…昼から夕方に食したい

公開日: 更新日:

 中国・四川省で生まれた麻辣湯は、唐辛子の「辣」と花椒の「麻」が効いたスパイシーなスープ料理です。発祥は清代中期、四川の労働者たちが川辺で冷えた体を温めるために香辛料をたっぷり使った即席スープを食べたのが始まりとされています。現在では、自分で好みの具材を選べるカスタムスタイルが特徴となり、台湾韓国、日本でも人気が高まっているので目にする機会も増えているのではないでしょうか。

 そんな麻辣湯の健康効果にも注目が集まっています。唐辛子に含まれるカプサイシンには、エネルギー代謝を高める作用があり、交感神経を刺激して脂肪燃焼を促す作用がありますし、食欲抑制や体温上昇による冷え対策にも効果があるとされています。

 また、花椒に含まれるサンショオールは、独特のしびれをもたらす成分で、唾液や消化液の分泌を促進し、胃腸の働きを助けることがわかっています。

 これらのスパイスの組み合わせが、麻辣湯は「刺激的でありながら体にやさしい」というユニークな位置づけを得ている一因かもしれません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ