「1台2役家電」のルーツは? ツインバードに聞いた
梅雨の時季はじめじめして洗濯物が乾かない! そんな時に役立つのがツインバード社の「空気清浄機能付き衣類乾燥除湿器」。1台2役のこの製品はオールシーズン使えるスグレモノ。雨の日の部屋干しの際は乾いた空気を洗濯物へ向けて吹きかけ、ついでに部屋の花粉やハウスダストも取ってしまおうという“欲ばり”家電なのだ。
また、1995年に発売した「液晶テレビ付蛍光灯ランタン」。その名の通り、蛍光灯ランタンに液晶テレビ・ラジオをくっつけたもの。最近では、ドアセンサーに触れるとハーフミラーが透ける「中身が見える冷蔵庫」も販売している。大手は絶対にやらなそうなユニーク家電が満載だ。
同社は「ものづくりの町」として有名な新潟県燕三条で誕生。もっとも、元々は家電メーカーではなかった。
「51年に新潟県三条市(現在本社は燕市)でメッキ加工業からスタートしました。下請けからの脱却を目指して71年に自社のオリジナルギフト商品の販売を開始。メッキ加工技術を生かし、1000万枚を売り上げたトレーもありました」(広報担当者)