「勝つ者が許されない世界=日本の税制」の現実を知る
「せっかく勝ったのに、お金を持っていかれた!」というわけだ。
だが、これが今の日本の税制。「勝つ者が許されない世界」なのである。
■不労所得は魅力的だけど…
「でも、そんなシステムがあるなら、俺も使いたい」
引退して暇なシニアなら、そう思うことだろう。だって、“不労所得”は魅力的だもん。しかし、いったいどんなシステムなのか……。
ここから先はあくまでも推測の域を出ないが、恐らく「オッズの歪み」を利用したのではないか──。
馬券にはいろいろな種類(単勝、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連単、3連複、WIN5)がある。これら馬券すべての「理論値」を計算し、「割安」なものだけをピックアップ。上位から順に買っていったのではなかろうか。
でも、日本の公営ギャンブルは「勝者を出してはいけない仕組み」となっている。なぜならば、定常的に勝ち続けることができるならば、あらゆる人が仕事を放棄。経済が成り立たなくなる。社会に影響を与えないためにも、「勝者をつくらない」ことが至上命令とされている。