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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「勝つ者が許されない世界=日本の税制」の現実を知る

公開日: 更新日:

「せっかく勝ったのに、お金を持っていかれた!」というわけだ。

 だが、これが今の日本の税制。「勝つ者が許されない世界」なのである。

■不労所得は魅力的だけど…

「でも、そんなシステムがあるなら、俺も使いたい」

 引退して暇なシニアなら、そう思うことだろう。だって、“不労所得”は魅力的だもん。しかし、いったいどんなシステムなのか……。

 ここから先はあくまでも推測の域を出ないが、恐らく「オッズの歪み」を利用したのではないか──。

 馬券にはいろいろな種類(単勝、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連単、3連複、WIN5)がある。これら馬券すべての「理論値」を計算し、「割安」なものだけをピックアップ。上位から順に買っていったのではなかろうか。

 でも、日本の公営ギャンブルは「勝者を出してはいけない仕組み」となっている。なぜならば、定常的に勝ち続けることができるならば、あらゆる人が仕事を放棄。経済が成り立たなくなる。社会に影響を与えないためにも、「勝者をつくらない」ことが至上命令とされている。

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