2025年は転換期「経典にも“未来予言”が…」三木大雲住職が読み解く「地震」と「食糧難」
歴史を振り返ると「人類の文明や文化は800年周期で転換する」という仮説「八百年周期説」があります。調べてみると、西暦2000年前後が800年の切り替わりの時期にあたります。さらに800年前の鎌倉時代に何が起きたかを調べていくと、1204年(建仁4年)に京都で「赤気(しゃっき)」という赤い空が見えたという記録がありました。この現象は「星宿変怪難(せいしゅくへんげなん)」という「七難」のひとつです。その9年後の1213年(建暦3年)に大地震が起き、さらに14年後の1227年(嘉禄3年)にも大地震が起きています。
■最初に訪れる“前兆”は「空」
この流れを現代に当てはめると、2002年に北海道で「赤いオーロラ」が撮影され、9年後の2011年に東日本大震災。そこから14年後が今年に当たるのです。これは私がお経や古文書、科学的知見をもとに読み取った予測です。私は最初に現れる前兆は「空」だと思います。鎌倉時代には異常気象、夏に雪が降ったという記録があり、近年の猛暑や豪雪、ゲリラ豪雨が「七難」のひとつ「時節反逆難(じせつほんぎゃくなん)」に重なって見えるのです。