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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

家計を直撃!「令和の米騒動」は人災か

公開日: 更新日:

「あ~、やっとあった」

 5軒目でようやくたどりついたボクのお米。これで夫としての役割を果たすことができる。令和の米騒動。どうしてスーパーにお米がなくなったのか?

 それは昨年の猛暑で不作だったほか、足元の「南海トラフ注意情報」が原因だ。一部の人たちに「備蓄しなければ」という危機感が生まれ、「いらない米」を買いだめしたのである。

「政府が余計なことを言ったからに!」

 まさかこんな事態に陥るとは、誰が想像できただろうか--。

 思い起こせば30年前。「平成の米騒動」というのがあった。あのときは世界的な不作が要因だった。ピナツボ火山の噴火による大量の灰が、イネの成長に必要な太陽光を遮ったのである。

 でも、今回の米騒動は明らかに「人災」だ。日向灘を震源とする大きな地震はあったものの、それをもってして「南海トラフがヤバイ」という話になった。過去に地震予知なんて当たったことがあるのか? 「大本営発表」というのは、恐ろしいものだ。楽しみにしていた海水浴は中止。道後温泉だって、キャンセルの嵐である。人間様はそんなに偉くなったのか?

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