カリフォルニアの森で遭難! 24時間後に救出された母子の最善の選択は「手書きメモとホイッスル」

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 タミさんは車に戻り、スターリング君と共に車で待機。車は捜索隊にとって目立つ目印なので、その場にとどまることが遭難した場合の鉄則だという。

 そして息子のスターリング君は、「ホイッスルを3回、短く鳴らすことは救助を求める合図」であることをボーイスカウトで学んでおり、それを定期的に実行した。

 タミさんは婚約者に予定を伝えており、12日になってもキャンプ地に2人が到着していないことが分かると、すぐにカラベラス郡保安官事務所に通報。迷子になったと思われる場所の近くでカラベラス郡ボランティア捜索救助(SAR)チームが訓練中だったため、即座に捜索が開始された。

 捜索隊は午後5時40分ごろ、林道の交差点で最初の「HELP」メモを発見。さらに進むと、2枚目のメモに名前と電話番号が記載されており、その約1.6キロ先で車の中にいた2人を発見した。

 同保安官事務所は、手書きの「HELP」メモ、ホイッスルの使用、日程の事前通知、車に留まったことなど「2人が取った行動は全て適切でした。発見されるためにベストの位置にいた」と称賛した。

  ◇  ◇  ◇

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