参政党が謎の「おはよう。」Tシャツに込めた意外な意図
今回の参院選で新たな国政政党が誕生した。国政選挙初挑戦ながら、比例代表で176万8385票を獲得。神谷宗幣事務局長を国会に送り込んだ参政党だ。選挙期間中、全国各地で背中に「おはよう。」と書かれたオレンジ色のTシャツを着た“謎の群衆”を目にした人も多かったのではないか。赤尾由美共同代表に「おはよう。」の意味を聞いたところ、こんな答えが返ってきた。
「さまざまな情報に触れたら、『日本ってこんなに世界の食い物になっていたの?』『独立していると思っていたら、していなかったの?』とわかる。そこに気づいた人には『おはようございます。ようこそ、こちらの世界へ』と言っています(笑)」
2020年4月に結党された参政党の政策は、いわゆる「保守」とみられている。全国比例に立候補した5人のボードメンバーは、ネットでの言論活動を中心に行ってきた。
党のウェブサイトで「3つの重点政策」として掲げているのは「子供の教育」「食と健康、環境保全」「国のまもり」だ。特に教育については「国や地域、伝統を大切に思える自尊史観の教育」と保守色が強い。